2006.08.14

オーナー企業は・・・・

みなさん、こんにちは。パロマの湯沸かし器死亡事故でパロマの対応が波紋をよびおこしています。人間でも会社でも間違うことはあります。本来は間違いがあってはならないのですがそれでも人間が運営するものについては間違いはあります。大切なことは間違いを起こした後にどのような対応を取るのかが大切です。

会社は大きくわけて二つあります。オーナー経営者の会社とサラリーマン経営者の会社です。パロマはオーナー経営者の会社です。こういう時には

社長自ら被害者のところに出向き謝罪する
監督官庁に出向き説明をする
社内を不安にさせないために自ら決意表明する

ということを当然にしなければなりません。そうでなければオーナー経営者として社長をやっている意味はありません。

ところが、あの泣いた記者会見から社長は姿を見せていません。これは情けないというか社長の意味はありません。

またこの事故の対応のために200億円以上かかるということで人員削減を実施するそうですが、これはあくまでの経営者のヘボですからこんな理由で辞めさせられるのは理不尽でしょう。

パロマの社長というのは売上が2000億円以上、従業員数1万人以上の会社のトップということですから、ここはオーナー経営者に相応しい対応をしないと、この会社は解体される可能性があると思います。

事故の被害者や解雇される人はまさに

小林出てこい!!!!

でしょうね。

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2006.04.16

粉飾決算

みなさん、こんばんは。最近「粉飾決算」という言葉を耳にすることが多くなりました。粉飾決算というのは会社の業績を本来あるべき姿と違うような報告書を作ることです。この場合利益を多く見せかけるケースと、利益を少なく見せかけるケースとがあります。

粉飾決算はやってもいいことなのか悪いことなのかというと決算書をどこかに提出しなければならない場合には決してやってはいけないことになります。例えば銀行からお金を借りている場合には銀行には決算書を出しますが、実際は赤字にも拘わらず

うちはメチャクチャ利益でています・・・・(^_^;)

みたいな決算書を作って提出する場合にはこれはいわば偽の文書を作ることになりますから詐欺になります。

また会社が上場している場合には会社の業績は投資家の判断のバロメーターになりますからこれも実際の状況よりも利益を水増しした場合にはその会社の経営者は経営者ではなく単なる詐欺師になっていまいます。報道を見るとこういう経営者に対してあまり詐欺師とはいわないようですが、詐欺師以外に適当な言葉が見つかりません(^_^;)

粉飾は利益を大きくするだけではなく利益を少なくする方向にもあり得ます。これを逆粉飾ということもあります。本当は利益が100あるにも拘わらず、50に逆粉飾する必要ってあるのでしょうか?

あります。例えば税金を少なく払いたい場合です。ただしこれは許されません。税務署に見つかったら脱税になってしまいますし、金額が大きく悪質だったら逮捕されてしまいます。

まあ、いずれにしても粉飾決算というのは詐欺師の所業である

という理解で概ね正しいと思います。

まさに粉飾決算は注意一秒、ケガ一生です(^_^;)

また粉飾した決算書はどんなに巧妙にやってもなんとなく分かるものです(笑)

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2006.02.11

微笑ましくない光景(^_^;)

みなさん、こんばんは。東京証券取引所はマザーズに上場しているライブドア株式を上場廃止することに決めたようです。株式投資はオウンリスクとはいえ(おいおいいつもとトーンが全然違うぞ(^_^;))ライブドアが発行している株式数は1,050,000,000,000株です。もっとわかりやすく書くと

じゅうおくごせんまん株です(^_^;)

それほどライブドアに注目していたわけではないので、これだけの株式を発行しているのは最近知りました。マザーズ市場の売買高に占めるライブドアのウエートは80%とも90%ともいわれており株主数も2000万人(記憶違いかもしれませんが)を超えるそうです。これが上場廃止になると、現在のように市場での値段が付かなくなり(倒産したわけではないので紙くずになるとまではいいませんが)株主の経済的な価値を著しく損ねることになるでしょう。またこのライブドア株を担保にお金を借りていたり、株式の信用取引をしたりしている人や会社はあっというまに担保価値がなくなり即座に返済を迫られるか、新たな担保を差し入れる必要があり、破産する可能性もあります。

激震ですし全然微笑ましくありませんね(^_^;)

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2005.10.29

保険の基本

みなさん、こんにちは。私達の身の回りには色々な保険があります。保険は不慮の事故や病気などの経済的な損失をカバーするために掛け金を保険料として支払いますよね。この場合の保険料、たとえば生命保険を例にとると、様々な統計データをベースに保険料が算定されます。加入者からみるとわずかな掛け金で万が一の保証が得られるということになります。不幸にも事故が起こった場合には、保険会社から保険金が支払われて不慮の事故や病気による経済的な損失が補填されることになりますね。

・・・・・・ところが・・・・

保険会社が事故が起こった時に不正に保険金を支払わなかった場合はどうなるのでしょうか?

そんなはずあるわけないじゃん・・・・

と思われるかもしれませんが、明治安田生命という保険会社がこれをやってしまいました。状況は以下の通りだそうです。

過去五年間において

死亡保険金と入院給付金の不払い件数は1053件、金額にして52億円

またこれはこの明治安田生命だけではなかったようで、この会社以外の生保38社の合計が435件、金額で20億円あったそうです。しかし・・・・

明治安田生命>>>>>>>これ以外の生保38社

という感じでこの会社の不払いが突出しています(^_^;)
当時は社内では支払抑制目標の設定、管理(これって・・・・(^_^;))が行われていたそうで組織的にこういう不払いが行われていたと思われます。

当然に金融庁は処分をしましたが、これは詐欺といってもいい出来事だと思いますね。

詳細は以下にあります。

http://www.fsa.go.jp/news/newsj/17/hoken/f-20051028-3.html

これを読むと、無茶苦茶なことをしていたんですね。

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2005.04.14

お化粧

みなさん、こんにちは。
大人になるとお化粧というのをします。化粧の意味は色々ありますがあえていえば自分の長所を見せ、短所を薄める
ということになるでしょうか。それでも化粧をした時と化粧をとった後が全く別人だったということでは後々色々なトラブルが起きますね。

閑話休題

このように人間が化粧をして、しかも化粧ととったら全く別人(英語ではquite difference!!!というそうです)だったという非常に個人的なことでも問題がありますが(ここでは具体的に書けませんが芸能人でもそういう人は何人もいるそうです(^_^;))企業がそれも化粧品会社が化粧をしていて化粧をとったら別人だった・・
というケースはその問題のスケールはすさまじいものがあります。たとえば、その会社が健全な会社だと思って安心していたら・・・・・・実は倒産してもおかしくなかった・・・

会社の化粧とは、利益が出たかでないか、財政の状況が健全であるかないかを示す決算書を化粧するのですね。例えば売上が本当は100なのに、200にしてしまうとか・・・(^_^;)、グループをまとめた連結決算というものに
赤字の子会社はいれないとか・・・

カネボウがこれをやっていたようで3年間で2000億円以上化粧をしていたそうです。

こういう化粧を専門用語で粉飾決算といいます。

よく失われた10年といいますが、人材的には失われた20年という感があり本来なら分別もあり、知識もあるはずの年代の人が、あるいは地位のある人が極めてトホホだったということは最近のニュースでも知ることができますね。

いくつになっても

やってもよいこと
やってはいけないこと

を知らないとこういうバカなことをやってしまう人は後を絶ちません。(^_^;)

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2005.04.04

6%以上って・・・(^_^;)

みなさん、こんにちは。今日は寒いですが靖国神社の桜がきれいでした。昼休みにさっと散策してクライアントに戻る途中に投資マンションの広告がありました。利回り6%以上でした。この利回りというのが曲者で本当に6%以上あるのであればこれに投資したいという人で殺到するはずです。あるいはこの投資マンションを売り出そうとする会社が他人には販売せずに自社で運用するかもしれません。

大変不思議な話ですね~

利回りが6%以上見込まれる物件を自社で運用せずにそれを売り出す・・・・

たとえば、2000万円の投資マンションを購入し、家賃が年間240万円入ってくるとします。この投資を維持するための費用が減価償却費、固定資産税など全部いれて120万円だとします。税金は考慮しないと2000万円投資して年間で120万円の収益が上がるのでたしかに

120÷2000=6%

になります。でもなんか釈然としませんね~、もちろん入居者が必ずはいるという保証もないこともありますが仮に入居者が保証ということでも依然として釈然としません。この利回り6%とういうことが成り立つ前提としてはこの投資物件はいつでも最低2000万円で換金することができるということが必要になります。例えば10年後にこの物件の価値は半額になっていたのであれば、一つの考え方ですが向こう10年間の状況は


120×10年-1000=200

ということになり、この投資は10年間で200しか利益をもたらしません。10年間で10%(1年1%でしょうか(^_^;))
になってしまいますね。

利回りって曲者ですね~(^_^;)

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2005.03.27

同時に望めないこと

みなさん、こんばんは。
お仕事の調子はどうですか?

私は現在はフリーでやっていますが、みなさんはフリーという言葉からどういう印象を持ちますか?

フリーって自由だから自分の好きな時に仕事をすることができるし、通勤なんてないし・・フリーっていいな~

でしょうか?

フリーは一説によればFreeではなくFreelanceのフリーだそうです。本来の意味はどこにも属さないという意味でそれ以上でもそれ以下でもありません。自分の好きな時に仕事をして嫌だったらしないというスタイルももちろん可能ですがそれによる結果はどんな結果でも自分自身で受け入れなければなりません。私自身が当初描いていたイメージは平日は仕事をバリバリする(もちろん仕事があればですが(^_^;))、休日はきっちりオフの時間を充実させるだったのですが、フリーでこれを実現するためには自分自身が関わっている仕事についてかなりの才能がないとできないようです。

自分自身のことをちょっぴり話すと、まさに平日はてんてこ舞いの毎日で例えば、ラーメンと餃子とチャーハンの大盛りを食べた後でさらにチョコレートパーフェを食え・・・という感じです(^_^;)<たとえ話がわかりにくいぞ!

とはいうものの、自分自身の仕事が平日でその都度完結するのであれば問題ないのですが、なかなか宿題を持ち越してしまうので、この持ち越した宿題を処理するために土日を使うということが多いです。

かくして、「休日にはきっちりオフの時間を充実させる」なんて夢のまた夢状態です。

では、もっと仕事の量を減らすと、よいのではと考えたこともありますが、そうすると「平日に不本意なオフの時間をだらだら過ごす」+「休日もオフの時間をだらだら過ごす」というほとんどが夏休み状態になってしまいます。

私の才能では同時に望めないことのようです(^_^;)

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2004.11.06

泣きっ面に蜂

みなさん、こんにちは。

西武王国に激震が走っていますね。
今日の日経によれば、

本業が低迷している+西武鉄道株式下落

で経営を圧迫しているので、球団を売却するそうです。

資金的な話でいえば、西武鉄道の株主名簿の虚偽記載が発覚する前に
西武鉄道の株式を購入した企業がコクド(実質的な西武鉄道の大株主)に対して買い戻しを要求している
ことも将来の資金圧迫要因になりますね。

また、西武グループというと企業規模のわりに税金を払わないで有名でしたが税務当局もこの
手法に関心を持ったようです。これも将来税金の追徴の可能性があります。

まあ、大株主で全株式の80%程度を保有されている会社を上場させること自体がクレージーだと
思います。

日テレも株主情報が違っていたんですね・・・(^_^;)

みんな自分が何をやっているかわかっているのかな~(笑)
小学生の時に先生が

みんなやっていいことと悪いことはちゃんと理解しましょうね

といっていたのですが先生の言いつけを守らないといけません(^_^;)

たまには、ちょっとまじめなことを書いてみました。

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2004.02.24

For beatiful human life?

みなさん、こんばんは。
カネボウの迷走にはちょっと勘弁・・・という感がありますが
花王との縁談が破談になり、その後産業再生機構に駆け込みました。

ちょっと信じられないのは、

花王との破談でカネボウの自主再建は難しくなった

イコール

今のカネボウの経営者で再建は無理

ということだと思います。

今日の新聞では政府からもこのスキームには疑問が出ておりそのガス抜きのために社長は辞任するようですが他の役員達が責任をとって辞めるという話はまだ伝わってきません。

社長に対する退職金がでるかでないか
他の役員はいつまで居座るか

ということにちょっと興味があります。

For beautiful human life

ではないですよね。

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