みなさん、こんばんは。先日仕事をさぼって国立科学博物館の葛飾北斎展に行って来ました。
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=2040
もともと北斎のファンとかいうわけではないのですが、北斎の作品はかなり海外に分散してしまい富嶽三十六景も大半は国内にはありません。それが今回海外に散らばったものも集めて総勢500点ほどの作品を展示するというのでこれを見逃したら一生見ることができない作品もあると思い、行って来ました。それまでは富嶽三十六景くらいしか知らなかったのですがそれ以前の二十歳ころの作品もまさに天才そこにありという感じで色合い、構図の確かさ(ってきっと北斎は私なんかにこんな風にいわれたくないでしょう(^_^;))、描写の緻密さがすばらしく、着物などはその手触りまでが想像できるようなものが多かったです。
また90歳のころに描かれた作品もあり、とてもそんな年齢で描いたとは思えません。変わったものでは東京から京都へ行く行程を一枚の絵にしたり、馬琴の戯曲の挿絵を書いたり(挿絵を見ると物語が読みたくなります)、花と虫、花と鳥を描いている絵などは虫や鳥の表情や構図がユーモラスだったりとどれをとっても
本物は凄い!!
でした。あの天才の目に映り、脳に焼き付いたものは私などのそれとはかなり違うみたいです。帰りはちょっと興奮気味で、上野広小路の「うさぎや」で最中とようかんを買い(本当はどらやきを買いたかったのですが残念ながら売り切れ)、秋葉原のタワーレコードでは
モーツアルトの協奏交響曲 カールベーム&ベルリンフィル
ブラームスのクラリネット三重奏&クラリネットソナタ クラリネット カールレイスター
ブラームス交響曲全集 カールベーム&ウィーンフィル
を仕入ました。
まさに俄文化人と化した1日でした(^_^;)
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