2005.12.25

お買い得品

みなさん、こんばんは。先日久しぶりにCDを仕入れました。まず先日発売されたばかりの平井堅の「歌バカ」(特典DVD付き(^_^;))とモーツアルトのピアノ協奏曲全集でした。平井堅の歌バカは出来は予想通りでした。平井堅は最近まであまり知らなかったのですが以前の曲だと楽園とかLOVE or LUSTは心に残りますね。後者の全集(といっても少し欠けているのですが(^_^;))はCD10枚組で3000円以下で格安でした。値段が値段だけにあまり出来は期待してはいなかったのですが、思わぬ出来で良い買い物をしました。

よく聴く25-27番を聴いたのですが、従来聴いているものよりもピアノがやさしい感じがしてオケは華麗さはないものの引き締まった感じでこれも良い演奏でした。

全部ドイツ語で書いてあるので最初は演奏者、指揮者、オケの名前がわからなかったのですが良くみると

ピアノはアンナローズシュミット
指揮者はクルトマズア
オケはドレスデンフィル

でした。録音は1974年なのでこれは東ドイツ時代の演奏ということになります。ピアノのアンナローズシュミットは本当にタッチがやさしく、25番のバーーンという感じはないのですがこういう解釈もありなのですね。クルトマズアとドレスデンフィルは私が新潟に住んでいた頃時々演奏に来ていました。生は聴いたことがありませんが今このCDを聴く限りは生も聴いてみたかったっす(^_^;)

モーツアルトのピアノ協奏曲のうち短調の曲が2つあり、20番と24番がそうなのですが何故か20番はよく演奏されますが24番はあまり耳にする機会がありません。ちょうどこれを書いている今24番を聴いているのですが、これも素晴らしいですね。年末年始でこの全集を制覇してみたいと思います。

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2005.12.04

これも天使の戯れ

みなさん、こんばんは。私は学生時代にリコーダーをやっていました。リコーダーというとたて笛で誰でも吹けば音が出ます。バロック時代はフルートというとリコーダーのことをさしており今のフルートはフルートトラべルソといったそうです。リコーダーの名曲は沢山ありますが、その中でもテレマンという作曲家は多くの曲を残しています。テレマンはあの大バッハと同じ時代の作曲家ですが、いまでは

大バッハ>>>>>テレマン

という感じですが、当時は

テレマン>>>大バッハ

だったそうです。またテレマンは多作家でもあったようで、作品数は3600曲を超えるそうです。テレマンは86歳まで生きたので、赤ちゃんの時から作曲を始めたとして(^_^;)、年間40曲以上作曲したことになります。テレマンの作品は聴いているとなんというか親しみやすいのですがCDの解説を読むと、「平易」をモットーのして作曲したそうです。

テレマンの小品を集めたもので、リコーダやオーボエ、フルートなどのソナタ集があります。
それぞれの楽器のかけあいが軽妙でこれもまさに天使の戯れという感じです。

中には私が学生時代に練習した曲もありますが、私の演奏はさすがに天使の戯れというようにはいかなかったでした。まさに凡人のあがきといったほうが適切でしょう(苦笑)

あ~、テレマンの水上の音楽が聴きたいにゃ~

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2005.11.27

ヘッドホーンに対する誤解

みなさん、こんばんは。みなさんはヘッドホーンというとどんなイメージをお持ちですか?実は我が家は集合住宅なので、音楽を聴く環境としてはよいアンプとスピーカーをどーんとおいて誰にも気兼ねせずに音楽を聴くという環境にはありません(^_^;)

そこで仕事も多忙なこともあり学生時代から好きだったモーツアルトを封印してきました。その間パソコンで音楽を再生して、JPOPなどを聴いていました。これはこれで全然不満はなかったのですが時々ふっとモーツアルト聴きたいと思うことがありましたが、私自身の住宅環境から諦めていました。当時は7千円くらいのヘッドホーンでもかなりいいものだと思っていました。

ところがある掲示板でSTAXという会社のヘッドホーンがあるということを知りました。STAX社のホームページを見ると

http://www.stax.co.jp/index-J.html

いままで知っていたヘッドフォーンの値段とは別次元のものでした。その時は

俺には縁がないな~

と思っていたのですがやはりクラシックを聴きたいという希望がありず~っとSTAXが気になっていました。ある日思い立って石丸電気にいって一番良いものを試聴してきました。今思うとアンプはSRM007tとSRM717があったのですがどっちで聴いたのか覚えていないのですが、そこから流れてくるクラリネットの音は

なんじゃあ、これは!!!!!

という感じでいままで私が抱いていたヘッドホーンの概念をいっぺんでひっくり返しました。この音は一体・・・・・・・

これを使うとモーツアルトがまたちゃんと聴ける・・・

希望のようなものがありました。ただ問題はこの一番良いシステムは30万円くらいするのですね。

欲しい→高杉(^_^;)→でも欲しい、モーツアルト聴きたい→ヘッドホーンで30万円は高杉

こういう葛藤が店の中で30分くらい続いたでしょうか・・・(笑)

そこで妥協の産物として、一番安い(ヘッドホーンとアンプ込みで4万円弱)ものを買いました。最初はこれをパソコンとつなげて音楽を(MP3で(^_^;))聴いていました。それでも音は劇的に変わりました。その後CDPを購入してクラシックが聴ける環境になりました。それはすばらしく最高級のものではなくても、十分モーツアルトを聴くことができました。しかしながら今思えば、この一番安いシステムはアンプが弱く、段々と不満が出てきました。つねに頭にちらつくのはSTAXの一番良いSR007とそれに対応するアンプでした。

悶々としていると、今年の2月の夢のような話がありました。秋葉原のヤマギワ電気で閉店セールをやるということなのですね。ヤマギワにはSTAXが置いてあるので、ひょっとして安く買えるかも・・・・という淡い期待を持ってまるで夢遊病者のように店に吸い込まれていったのでした。

そこで聞いたのは、店頭表示価格よりも15%引き、さらに20%ポイントがつく・・・

ということでこれはSTAX製品(しかも現品がなくても取り寄せでも同じ)が対象になるのですね。実質的な購入価格は22万円くらいになるので、ここで買わないときっと一生買える機会がありませんの速攻で購入しました。

最近はエージングも進んできており、幸せなオーディオ生活を満喫しています(^_^;)

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2005.11.20

眠くなるのはOKだと思います

みなさん、こんにちは。よくクラシックを聴くと眠くなっちゃって・・・ということを聞きます。音楽を聴いて眠くなるというのはその音楽は私達に緊張感を強いることがないので、音楽を聴いて眠く鳴るというのは問題ないと思います。私も音楽を聴きながら居眠りすることは少なくなく、むしろ、これを聴きながら居眠りしたいな~という曲すらあります。

一番の曲はベートーベンの田園の第二楽章ですね。

私が学生の頃は新潟に住んでおり、川から心地よい風が家に入り込んできます。特に秋のまだ暖かい昼下がりにこの田園の第二楽章を聴き、この心地よい風をうけ、ポカポカとした日の光を浴びつつ・・・・

これは最高の環境です。

心地よさのシャワーを浴びながら、本人がいつ居眠りしたのかわからないうちに確実に居眠りできますね。

運命は逆に居眠りには不向きですが、疲れた時にもう少し頑張るという時にはけっこうドリンク剤よりも利くかもしれません。特に最終楽章のあの突き上げるような部分ではかなり気合いが注入されます。

ただし、これは疲れそのものがなくなるわけではなく気力が充実してきて疲れを感じなくなるだけなので、運命の過剰な服用はちょっと良くないかもしれませんね

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2005.11.13

天使の戯れ

みなさん、こんにちは。モーツアルトの協奏交響曲(本当になんて欲張った名前なのでしょうね。協奏曲と交響曲とが合体しています(^_^;))でよく聴くのはヴァイオリンとヴィオラがソロの曲ですが、他にもオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットがソロの協奏交響曲もよく聴きます。これはモーツアルトがパリに滞在していた当時、ちょうどパリに居合わせた管楽器の名手達のために作られた曲だそうです。

当時の名手とは

フルート
オーボエ
ファゴット
ホルン

の名手だったそうです。これを見ると私の最初の曲のタイトルで、クラリネットとフルートがアンマッチですよね。実はこの曲はいわくつきで

当時完成した楽譜が紛失してしまった

結局モーツアルトのオリジナルは当日は演奏されなかった

その代わりこのモーツアルトの作品と同じ構成同じメンバーで別の作曲家の協奏交響曲が演奏された

というミステリアスな経緯があったようです。その後このタイトルの楽譜が見つかったのですが当初のフルートのパートがオーボエに、オーボエのパートがクラリネットに置き換わっておりかつモーツアルト自筆の楽譜ではなかったので今でも真贋論争があるそうです。

私はカールベーム、ベルリンフィル盤でこの演奏を楽しみますが、モーツアルトの作品であろうがなかろうが、これらの管楽器の掛け合い(特に第三楽章は)天使達が戯れているような感がありこの世のものとは思えません。

ヴァイオリン協奏曲のアデライデも真贋論争があった(決着が着いたのかにゃ~)ですがこれもけっこう気に入っていました。(モーツアルトの作であろうがなかろうが曲が好きなことには変わりありませんからね)

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2005.11.12

Going concert with あかん隊さん

みなさん、こんばんは。今日はMon amiでリンクさせて頂いている「あかん隊さん」とクラシックのコンサートに行って来ました。

http://aunt-sweets.cocolog-nifty.com/

コンサートは以前告知させていただいた私の知り合いがホルンで参加しているオーケストラが演奏するもので

http://f-m-o.net/

で告知されたものです。オーケストラの音が良くて生演奏のオーケストラを堪能しました。演奏された曲目は

プロコフィエフ
交響曲第1番ニ長調「古典」作品25
モーツァルト
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調K.364
ベートーヴェン
交響曲第2番ニ長調 作品36

でした。CDで聴くのも良いですがやはり生演奏は体全体で音楽を堪能することができました。こういう生を聴くと私自身もオーケストラに入って演奏活動をしたいと思いますが、冷静に考えてみるとただヘボい演奏ができるだけでオーケストラに参加して演奏するレベルには遠く及びませんので叶わぬ夢でしょう。

その後渋谷でロシア料理を食べながら色々とおしゃべりをしました。(内容は秘密(^_^;))

良い音楽
美味しい食事
楽しいおしゃべり・・・・・

今日は宝物でした。こういう宝物の時間はたとえ9時間でも10時間でもあっという間に過ぎてしまいますね~(^_^;)

おつき合い頂いてありがとうございました>あかん隊さん

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2005.11.04

雪の華とひとり

みなさん、こんばんは。音楽はモーツアルトをよく聴きますがポップスも同じようによく聴きます。以前少し触れたと思いますがラルクは好きですし、ORENGE RENGEも聴きます。女性ヴォーカルだと中島美嘉さんの曲をよく聴きますね。LOVEというタイトルのCDの中に彼女の名曲で雪の華という曲があります。これはこの曲に登場するカップルの生き生きとした様がよく描かれていて、2人には希望がいっぱいという感じの聴いていて心が暖まります。

ところがその続編のMusicというCDにひとりという曲があります。これは雪の華の続編だそうです。曲の出だしから全てを失ったという感じで中島さんが悲しげに歌い上げます。まさに別離の後という感じでしょうか。

最初はこの2曲の関係は全然しらなったのですが、後でひとりは雪の華の続編だと知って大きなギャップを感じました。

もっとも、この2人がその後幸せになった・・・

ということでは曲としては成り立ちませんから、こういう流れになるのだと思いますが雪の華を聴いた直後のひとりを聴くとあまりの寂しさに

あの雪の華で希望に満ちていたものはどうして消えたのか・・・(^_^;)

と思いますね。

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2005.10.30

ここにも怨念が・・・・(^_^;)

みなさん、こんばんは、モーツアルトの交響曲31番にはパリという名前が付されています。この交響曲はモーツアルトの交響曲のなかで最大の楽器編成を誇る曲で第一楽章を聴くと華やかで堂々としています。モーツアルトは子供の頃から音楽の天才として父親と一緒に何度も演奏旅行にいきそこでは(物珍しさも伴って)いつも賞賛されていました。ところが芸能人でも天才子役は賞賛されますが、これが大人になるとそれほど注目されないということがよくあるように、モーツアルトも幼少期には芸術の中心地のパリでは賞賛されたものが、大人になって訪れた時にはそれほど注目されなかったようです。ただしこの曲はパリの聴衆の心をつかむ必要があったので、当時のフランスの手法をかなり取り入れたそうです。

当時この31番の演奏会の様子を父親への手紙につづった際に・・・・

第一楽章の中で、音量が小さくなった時には聴衆から「チッ」と舌打ちする音がきこえました。その直後当時パリの人が好きなパッセージを入れたらこの「馬鹿ども←ひで~(^_^;)」は案の定喝采をしました・・・・(これはモーツアルトが計算して入れたものでこの喝采も当然だったそうです)

という趣旨のことを書いていたそうです。また第2楽章のアンダンテも書き直しさせられたそうです。(^_^;)

まあ、モーツアルトでも不愉快な感情をもったり、やり直しさせられるわけですから天才ではない私もちょっぴり安心しました。(^_^;)

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2005.10.29

クラリネット五重奏曲

みなさん、こんにちは。私は基本的にはモーツアルト一辺倒といっていいほどなのですが、私が立ち寄らせてもらっている音楽のブログで「クラシック音楽のひとりごと」というブログがあります。

http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717

ここの管理人の方は本当に色々な音楽をお聴きになり、曲の感想が深いのでちょくちょく立ち寄らせてもらっています。先日モーツアルトのクラリネット協奏曲を聴いていたら急にクラリネット五重奏も聴きたくなり、CDを買ってきました。このCDを買う前にこのブログでモーツアルトのクラリネット五重奏とカップリングでブラームスのクラリネット五重奏に触れていました。いままでブラームスは聴いたことがなかったのでこれを機会にブラームスも聴いてみたいな~と思うようになり、さっそく聴いてみました。

一度聴いたら・・・・・

どうして私は今までブラームスを避けていたのか・・・・(^_^;)

本当に哀しさをこめた美しさがあります。時間があればブラームスにも守備範囲を広げてみたいと思います。

また最近は葛飾北斎展にも興味がありますね。葛飾北斎の絵は海外に流出しているものも多く今回の展覧会はこの流出しているものを集めたそうです。(去年ゴッホ美術館にいった時に記憶が定かではないのですがここにも北斎の絵があったような気がします)

俄文化人化しているという周囲のうわさがありますね~(^_^;)

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2005.10.25

フルート協奏曲2番

みなさん、こんにちは。モーツアルトのフルート協奏曲2番というものがあります。これは以前から元々はフルートではなくオーボエのために作曲されたということは知っていたのですが、オーボエ協奏曲として作曲されてから5年後にフルート協奏曲2番として生まれ変わったということは知りませんでした。しかも当時モーツアルトの手元には楽譜はなかったそうです。

今であればCDなどの再生環境があったり楽譜のコピーなどを簡単に取ることができますから

あの部分はどうやったけ?

ということがあれば、CDを聴いたり楽譜のコピーをみたりすることができますが当時はCDなんてないでしょうし、楽譜のコピーなんかもできなかったでしょう。まさに私たちから見ると天才以外の何者でもありません。もちろん楽譜には修正の跡もなかったのでしょう。

でもきっとこの天才は

ぼくは何も作曲なんてしていないよ、神様が人間に音楽を与えただけでその音楽をぼくは見えるのでそれを楽譜に書き留めているだけなんだ。そんな驚かれることは何もしていないよ。その証拠にぼくは経済感覚はゼロだったし・・・・・

などと軽く言い放つのでしょうね。(実際にそういっていたかはもちろん不明(^_^;))

フルート協奏曲2番(もちろん1番もいいのはいうまでもありません)を聴きつつ、天才を偲んでみるのも良いかもしれません。

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