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2018.11.15

マネーの怯え

みなさん、こんばんは、
今週は日経平均は今日までで446円下げました。冴えませんが毎日が暴落ということではなく東京市場は今日と昨日は終わってみたら小動きでした。では問題ないのかというとそんな
ことはないと思っています。以下は私見なので外れるかもしれません。
まずマネーが何かに怯えているような気がします。
一番株式市場にとって望ましいのがマネーはリスクを好み
国債→株
金→株
というのが望ましいです。
これらは国債価格の下落、金価格の下落という現象になります。
ところが米国10年債価格は11月9日の利回りは3.1884%でしたが今日は3.1177%でした。これは国債の値段が騰がっているということになります。株は下がっているので株から国債に資金が逃げた可能性があります。
またリスクが高いジャングボンドETFというのがありマネーがリスクを好んでいればこの価格は上昇しますが現在低迷中で今年の2月の暴落時の時の値段よりも安くなっています。
ダムが決壊するときには一気に決壊することはなく水がチョロチョロと漏れている間に危険を察知して逃げるものです。
では何に怯えているのかというと私は原油安だと思っています。直近でWTIは1バーレル60ドル割り込みました。これだとサウジがオイルを販売した代金が少なくなり資金繰りが悪化するので資金捻出のために手持ちの株を売るのではないかということでこれが実現すると株式市場はかなりの下げになるのでこれをおそれてまだサウジの換金売りがでる前にマネーを安全な国債や金に逃避させようとしているような気がします。
いずれにしても今は強気一点張りで掉尾の一振を狙ってガンガンといくタイミングではないと思っています。
評論家や証券会社の論客の中には日本の決算はよくその結果EPS(一株当たりの利益)は上がっているはずである。こんなに下げるのはアメリカのとばっちりでおかしいし間違っているという人もいますがおかしかろうが間違っていようが目の前の現実が全てなんですよね~

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