あの頃の比較
みなさん、こんにちは
昨日は日経平均はなんと21,000円を超えました。こうなると1989年の史上最高値の38,915円が意識されるレベルになってきておりそのせいか当時と比べる論調が多くなってきました。
日経ダウの構成銘柄が今と1989年とは違うので単純に比べられないですが、今の方が企業収益がよいので当時よりも今の方が割安という論調もあります。
これからどうなるかもちろん誰も未来のことはわかりません。
テクニカル的には38,915円の前に22,750円が控えていますのこれを抜くとテンションが上がるでしょう。
ちなみに私は1989年当時は株式投資には全く興味がなく株価が狂喜乱舞するのを冷ややかにみていました。
相場は幸せの中で消えていく
というのを実感しました。
当時は買う勇気さえあれば誰でも利益がでました。株などに縁のなかった人が
株でもうけて車(高級車)買った
高層マンション買った
だったり野村証券のサラリーマンの生涯賃金が5億円だったりでした。
こういう景気のいい話がでたら幸せの中で消えていく前兆です。
当時はまじめにコツコツ働くよりもお金を右から左に動かしただけで数億円も儲かるというほうがもてはやされました。個人的には株価は騰がって欲しいと思いますが人間の感覚を狂わす程にはなって欲しくないと思っています。
当時は日経平均50,000円は行くでしょうという証券マンが多かった記憶があります。
私は冷ややかだったのでけっこう周囲の狂乱ぶりが異常なものとして記憶にあります。
日経平均が4万円近くまで行った後に2008年10月に6,994円まで急降下しています。この幸せの時点から地獄に突き落とされた投資家が多かったんでしょう。
今は日経平均の半値戻りが23,000円辺りなのでまだ半値戻りもしていない(当然半値戻りが達成できるでしょう)的な論調になっているので浮かれない方が安全です。
ちなみに昨日のシグナルではNYダウ輸送株指数は101ドル安の9936ドル、ジャングボンド債ETFは0.03%高いという状況でダウ輸送株指数の下げが嫌ですが浮かれていない方がいいでしょうね。
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