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2017.10.21

キャッチボールの様子

みなさん、こんにちは。
リスクを取ってもいいというマネーが潤沢にあり何に投資しようかと考えると

株、債券、商品(金とか非鉄)、土地、為替

色々あります。

通常はこれらに全部投資してポジションでパンパンということはなく最初は分散投資をします。

その後その中で一番パフォーマンスがいいものに投資資金はシフトしていきます。

例えば株に100 国債に100  投資していたとします。

株が上昇すると考え最低5%は利益とれるだろうと目算があるとせいぜい2%の利回りしかない国債に投資している意味がありません。

そこで国債を売って資金を回収して株に投資するという行動をとります。また金も利息は生まないので金に投資している資金を引き揚げて株に投資します。

株は買い
国債は売り
金は売り

ということになります。

株は買い
国債は買い
金も買い

ということはあまりありません。

為替は今だと日本の金利が一番安いので日本でお金を借りてアメリカで投資するというパターンが有力だと
思います、これは借りた円を売ってドルを買うのでドル高(円安)になります。或いは円を売ってヨーロッパに投資しようとするとユーロ高(円安)ということになります。

今の状態だと円安だと投資マネーが拡大しているという現象を観察できますしこれが円高が続くということは上記の逆の現象になり、投資そのものは撤退するということになります。

国債を売るということは国債の金利は変わらないですが国債の価格は下がるので利回りは上昇するということになります。

ということで株主投資で好ましい現象というのは

円安
国債の利回りが高い

ということになります。また日本市場とニューヨーク市場は関係ないように思えますが投資している大手の投資銀行はグローバルなのでニューヨーク市場で起こっていることは大変参考になるので前日のニューヨークの結果に個人的にはかなり関心があります。

ニュースでよく取り上げるニューヨークダウというのは幅広い業種の30社の平均なのであまり参考にならないと考えています

個人的に重視しているのはダウ輸送株指数です。これはたったの20社の平均ですが運輸業、物流業に属する会社の指数になるのでこれが高いというのは景気が良いという現象を表すことになります。一つの指標ですがこれが下がり50日平均を割り込んで下放れするようであれば投資は終わりで総撤退になります。(私の場合ですが)

またアメリカでもっとも危険で信用力が低い債券で構成されているジャングボンドETFというのがあります。ここに投資されている資金がもっともリスクに臆病でこれが下がり続けるということはマネーはリスクを感じているので投資は危険であるという現象になります。

普通の人は特殊な情報を持つことはないですし持った場合は場合によってはインサイダーになってしまうので公表されている数値をシグナルにして判断する必要があります。

昨日のニューヨークはダウ輸送株指数は85ドル高の9972ドル、米国10年債利回りは0.06%高の2.38%
ドル円は0.96円円安の113.5円  ユーロ円は0.31円安の133.71円 ジャングボンド債ETFは0.09%上昇の88.69でした。

死角がありません。

この現象から横やりが入るとすれば明日の選挙結果で自民が負けるとか北朝鮮リスク、カタルーニャ地方の独立問題の深刻化、投資ファンドの本格的な利益確定だと思いますがシグナル面ではマネーはリスクに怯えていないようです。

これらの指標が逆の動きをしたとき

円高

国債の利回りの下落

ダウ輸送株指数下落

ジャングボンド債ETFの下落

ということになると呑気の投資なんてやっていると財産失います。

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