冷静に考えると
みなさん、こんにちは。
昨日の日経平均はかなり上昇して日経平均は終値で22,000を超えました。市場関係者(ひらたくいえば株屋)の一つの目標は23,000円というのがあるようです。これは1998年の史上最高値38,957円を頂点にその後下落が続き現在は戻りの過程にあこの下落幅の半値戻しが23,000円です。株の世界では半値戻しは全値戻しということわざがあるので東京オリンピックまでにこの史上最高値を抜いて日経平均4万円、5万円の世界に突入して欲しいという強い願望があります。
経済ニュースなどで株屋がゲストで出演して強きを語るようになったら私たちは身構えたほうがいいです。
では今の日経平均22,000円超えは高くて早晩暴落するのでしょうか。
今のことろ暴落する兆候はありません。
今の東京市場は外人が買ってこなければ騰がらないのですが裁定買残は2兆7000億円だといわれています。
過去において3兆5千億円が上限のようでこの水準になったら危険のようです。まだ積み上げ余地があるのでこの部分からは問題はないと思われます。
現在は投資家は空売りが多くまだ決済されていない空売りがかなりあります。
日経平均2倍レバレッジは売り残が310万株に対して買残が240万株です、売り残は空売りしているもので将来必ず買い戻して決済するものになり、買残はお金を借りて買っているもので将来売って決済するものです。
空売りは将来の買いですから株価上昇圧力になり買残は将来の売りなので株価下落圧力になりこの点から将来株価上昇圧力が圧倒的に多いということになります。
トヨタは売り残は250万株で買残は176万株なのでこれも売り残が多いです。トヨタのような超大型株でこういうのは珍しいです。
この空売りした人が丸焼けにならないうちは相場は下がらないでしょう。
また外人は日系平均のチャートはアメリカ人であればドル建てで見ています。ドル建てだとITバブルの時の高値に迫ってきています。ファンドマネージャーは説明責任が有りいま日本株を買わないとなぜ買わないのかと責められるっことになります。裁定買残がまだ余力があるので買ってくるというか買わざるを得ないと思っています。
ということで明日のことは誰もわりませんが今のところ暴落の兆候はありません。
というっことで私なりの結論は日系平均は堅調であるが史上最高値を更新するかどうかは分からない(相場は幸せのなかで消えていく)
現状では暴落の兆候がない
空売りした人が阿鼻叫喚になって手仕舞いするまでは下げない
外人はまだ日本株を買わざるを得ない
ということです。
もっとも
ダウ輸送株指数
ジャングボンドETF
米国10年国債利回り
米国2年国債利回り
の定点観測は怠らないようにしましょう。
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