連続する贅沢
みなさん、こんにちは
一昨日と昨日はコンサートの連チャンでした。それぞれがとても印象深いコンサートでした。
一昨日はFBフレンドでピアニストの河野真有美さんのお誘いでドラマティックオペラの宴〜ヴェリズモ・オペラ祭りという趣旨のコンサートでした。
オペラのシーンが多く出てくる演奏で
薮田瑞穂さん (ソプラノ)
上本訓久 さん(テノール)
の素晴らしい熱唱でした。これに河野さんのピアノがそれぞれの場面に応じた演奏が加わりそこは舞台装置などないけどそのオペラの世界観を感じることがでました。特に最後のプッチニーのマノンレスコーの4シーンで演奏される作品は熱演でした。オペラは言語の問題はありますが大まかなあらすじをおさえておけば何が何だかわからないということはないのでマノンレスコーを少し予習していきました。これから色々なオペラを聴こうという私には良い機会でした。
演奏された方々は経験豊富で演奏中はかなりの集中力で演奏されていたので十分に楽しむことができました。
昨日はフェイスブックフレンドでピアニストの丹野めぐみさんのお誘いでベヒシュタインホールでのコンサートでした。ベヒシュタインホールは私にとって鬼門で初めて行った時は辿り着けたのですがその後今回を含めて4回続けて自力で辿り着けたことがありません。昨日は開演前に入場できましたが自力で辿り着いたわけではありませんでした(^_^;)
プログラムは丹野さんのピアノの演奏と丹野さんのピアノ+川口聖加さんのソプラノのドイツ歌曲、日本の歌曲
という構成でした。
ピアノの演奏は私の大好きなシューマンの子供の情景で、生演奏を聴いたのが初めてでした。ローゼンベルガーという1830年代のピアノで演奏されました。ピアノの柔らかい響きが一気に子供の情景の世界に引き込んでくれました。子供の情景はそれぞれの曲にタイトルがありますがそれぞれの曲を聴くと色々な情景が浮かんできます。(タイトルに合ったものがどうかわからないですが) 自分勝手な思い込みですがシューマンはモーツアルトなどと違い音楽家になると決めたのが成人してからでそれまでは音楽家になることを父親に反対され法律家になるための勉強をしていたのですが音楽への思いを断ち切れず音楽家の道を選んだというところに勝手にシンパシーを感じています。
川口さんが加わったシューマンの女の愛と生涯はそれなりの人生を過ごした女性の心境をしっとりと歌っていました。人は生きていると色々なことに出会いますが、「色々なこと」より主人公の純粋な思いだけが昇華されていて、主人公心境がの水面がゆったりと揺れているように穏やかなでそこにしっとりとした霧のように寄り添うピアノの演奏という感じでこの曲の演奏はそう簡単に忘れることができません。
シューマンは多くの歌曲を作っているので色々と聴いてみたいと思います。
シューマンに加えて山田耕作の曲、ブラームスのピアノ作品と歌曲があり堪能させてもらったということになります。
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