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2017.05.20

割り切り

みなさん、こんにちは
どんなに偉そうなことをいっても未来が分かる人はいません。

株式投資においてはマクロはミクロよりも優先するというスタンスのほうがよく嵐の時にどんなに有望でも個別銘柄を買い続けるのは良しとはしません。中には嵐の時は今まで高い銘柄を安く買うことができるのでここはバカになって買うしかないという考え方もありますがこれは投資スタンスの違いで間違いであるとかいうことではありません。

今週は水曜日に東京とNYに嵐になり私は防戦一方でポジションはかなり防衛的なものになりました。(騰がっても下がっても関係ないという感じです)

全部キャッシュにしてもいいと思います。キャッシュにしておけば嵐になろうが晴天であろうが関係ありません。

ただし私見ですが今はマネーの供給量が多い時期でトランプ政権の人員配置の遅れでアメリカは税の還付が遅れていたという事情があります。今回の下げはトランプが秘密を漏洩したということで減税法案が遅れるということで去年の秋から利益を抱えていたファンドが利益確定したのだと判断しています。ファンドは本来はもっと早く利益確定したかったのですが減税があるということでこの恩恵を受けるために利益確定をガマンしていた向きがあります。といっても私は本来はこういうことを知る立場にはいないのであくまでも私見ということで・・・・

嵐が過ぎればマネーの状態に変化がなければ驚くような回復になります。オールキャッシュだとこれに乗り遅れるのでポジションのかけらくらいはキープしておいた方がいいと判断しています。

では何をもって嵐は去ったとみるかですが、その最中にいるときはわかりません。後になってチャートを見て、

あああのタイミングで嵐は去ったんだな

とわかりますが昨日はNYが上昇し日経平均先物夕場も上昇しました。

昨日の状態は弱いとは思いませんが力強いということもありません。

そこでどうなったら嵐は去ったのかという割り切りが必要になります。

例えばダウ輸送株指数は9000ドルを回復する(昨日の終値は8879ドル)
日経平均は19705円を回復する〔昨日の先物夕場は19,690円)

の2つです。日経平均は接近していますがダウ輸送株はまだ距離があるので個人的には2つの条件が満たされた時に嵐は去ったということにしたいと思っています。

9000ドルの方は5月19日に滑落する前の安値が9017ドル
19705円の方はGW明けに東京が爆騰げしたときの安値が19705円

です。

もちろんこれを超えた瞬間からイケイケというわけではなく少なくとも嵐が去ったといえるのは上記の条件を満たさないとポジションを作るのは危険であるという判断です。

これらの判断は必ずそうなるということではなく未来が分からない者が未来を判断する場合につかう割り切りという位置づけになります。

火曜日までフルインベストメントで水曜日の下げは手をこまねいて見ているだけというのはあまり良いものではありません。

株式投資は銘柄の選択は大切ですがそれ以上に全体のポジション管理も大切になると思います。

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