基本中の基本
みなさん、こんばんは
以前某会社の生産管理システム構築のプロジェクトリーダーをやったことがあります。
とこう書くと生産管理の知識があるようですがそうではなくたまたまでした。
この会社は大きく営業(販売)、製造、購買があります。
これ自体特段珍しいことではないのですが製造の進捗状況が遅れ気味で生産管理の責任者が打ち合わせの日に休むとかありえないことが起こりました。元々私はこの会社の各機能に深く関わっていないので実情を知るまで時間が関わりましたが一番びっくりしたのは製造で製品マスターがないということでした。
えー製品マスターがない・・・・って
製品マスターがなくて生産管理なんてできません。
例えば製品マスターは品番1がAという製品だったとします。
Aを一単位作るのに
部品1が1個
部品2が2個
部品100が5個
というように100種類の部品というか原材料が必要になります。
これが多くの製品の種類分あります。
例えば製品Aを1000単位、製品Bを2000単位、製品Cを3000単位今月は製造するとします。これらを作るために必要な部品の在庫を把握して今月生産に必要な部品の墓リュームを把握して不足している分を生産計画に応じて仕入れます。
こういう作業は手作業(エクセル)でもできますが手作業は現実的ではなくERPという統合ソフトで管理します。
システムで管理できる最低限の条件は製品マスターがありその製品にぶら下がっている部品との関係を示すことになるのですが製品マスターがないということはシステムで管理が出来ないことを意味します。
まあこれは生産管理の責任者の怠慢でこれを知られたくないので打ち合わせ似出席せずにシステム構築に非協力だったのですね。
システム化する以前にどうやって生産管理をやっていのか?ですがこの会社は在庫が異常に多く半年以上分の在庫を持っていました。適正な在庫は業種にもよりますが大量生産の会社であれば原料と製品でせいぜい1ヶ月分くらいで半年とかはありえません。
ということで製品マスターがない状態でこれ以上のシステム構築は無理なのでチャンチャンですた(^_^;)
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