あこがれと現実
みなさん、こんにちは
学生の頃は今考えるとバカなことを考えるものだと思います。
まずカメラマンになりたかったでした。
当時はカラー写真はそれほど普及していませんでしたが自宅に自分で現像できる環境がありました。この頃は趣味と仕事の区別がついておらずにただカメラマンになりたいと思っていました。単にカメラが好きな理由だけで・・・
その後社会に出でプロカメラマンの方とお話しする機会がありました。
感想はカメラマンにならないで(なれないだろう?)よかったでした。
こういう芸術性を発揮するものは才能が大切で私は才能がないことを痛感しました。
その次はもっとお馬鹿な事ですがリコーダー奏者でした。当時リコーダーに熱をあげておりほぼ毎日1日数時間リコーダーを吹いてました。自分でも演奏レベルに自信をもっていてこれの奏者もいいかな。。
なんて思っていました。
(ちなみにこの辺りは20歳代前半です)
そこにプロのリコーダー奏者の演奏をFMで放送するということで
へえ、どのくらいの腕前なのか(若いって不遜ですね~(^_^;))
と思って聴きました。
演奏者はフランスブリュッヘン、ハンスマルティンリンデでした。
巨匠ですが自分のレベルも顧みずにこの不遜な態度は何が根拠だったのかおバカそのものです。
演奏を聴いて冷や汗がでました。
こんなのと競争しても勝てるわけがない
楽器も違うが演奏のレベルが違う
どんなに頑張ってもこいつら(失礼)には追いつけない
と思いました。
当然ですよね。私は指導者もいなく独学でただ好きなだけで吹いていました(練習していたという認識ではなくリコーダーの音色そのものが好きだったのでこれに浸りたいという気持ちでした)
その一方でキチンとした教育を受け楽曲についてもキチンと理解した上での演奏ですから才能はもちろんですが積み上げたものが全く違います。
ブリュッヘンはその後指揮者になりよい演奏をしてくれました。
ブリュッヘンのリコーダーの演奏は素晴らしいですがこの時のことがありますから聴いていて少し複雑な気持ちになりますね~
ブリュッヘンとリンデの演奏を聴いてリコーダー奏者になることを諦めたということになりますがこんなこといったら笑われますよね~(笑)
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