1357と1570
みなさん、こんにちは
表題の数字は何かというとこれは株の証券番号です。
両方ともETFですが1357は日経平均が下がると騰がるもので変動率が日経平均の約2倍になります。例えば日経平均が1%下落すれば1357は2%上昇しますし、1%上昇すれば2%下落します。これは日経平均が今後下がると思っている人が買うものになります。
1570は日経平均が騰がるとその上昇率の2倍騰がるものでこれは日経平均が将来騰がると思う人が買います。
東京市場は11月9日のアメリカ大統領選挙でトランプ氏が有利になり爆下げしました。
このときは1357は爆騰げしました。267円高の2,820円となんと10%以上上昇しました。
その後の東京市場はご存じのように最近は甘いですがそれでも上昇トレンドになり昨日の終値は1,939円とかなり下がっています。ところが、これをお金を借りて買っている人が非常に多いです。直近の数字は1800万株がまだ精算されていないもので日経平均が下がるということにベットした人がこれだけいたことになります。
基本的に日本人は逆張りが好きで下がった時に買う傾向にあります。
では1570はどうかというとこれは同じ11月9日に1,210円下がり10,580円でした。
これも昨日の終値は14,950円になっています。
ところが1570はこれを空売りしている人が実に多いのですね。直近で350万株弱の空売りがあります。(これに対してお金を借りてこれを買っている人は310万株ほどです)
ようするに日経平均が下がることにベットした人が非常に多いです。
外人はクリスマス休暇に備えて先週辺りからポジションを縮小していると思われますが日経平均はそれほど下がっていません。昨日は3連休前の最後なので下げてもいいのですが微弱の下げでした。
これは結果として日経平均が下げることにベットした人達が少しずつ手仕舞いしているので(手仕舞いは日経平均が騰がる方向になります)なかなか株は下がりません。
このポジションを持ち越す人は重苦しい年末年始になるでしょう。
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