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2016.10.10

税務調査における税理士の役割

みなさん、こんにちは
先日税理士とお話しした時に税務調査での税理士の本来の役割についてのお話しでした。
税務調査は基本的に過去の申告が正しいかどうか確認するために税務署の職員が納税者のところを訪問して申告書の基礎資料などを確認するものです。

ところが納税者は悪いことをしていなくても税務調査はけっこうなプレッシャーになります。
東京の場合だと大がかりでない場合は2人で2日というパターンが多いそうですが今回の話は5人で一週間来たそうです。

もちろんその税理士がかかわっている会社は意図的に悪いことをしているわけではないのですがだからといってストレスがないというわけではありません。

また税務調査をする税務職員もそれなりのストレスの下で調査を行っているのでけっこう疲労してきます。

税務調査の終盤になるとどちらも疲労してくるので場合によってはトゲトゲしくなります。

最終日の前日に主任の税務調査官が前の社長の預金の口座番号を教え欲しいというリクエストがありました。ところが会社はその意図がわからないのでそれだけでは出すことはできないということで税理士はその調査管に告げました。調査管はけっこう疲労していたようで

拒否するんですか!!!!!

と声を張り上げました。税務調査は調査に関係するリクエストであればそれは基本的に拒否できません。

そこで税理士がカアーっとするとロクなことがないので静かに・・・

税務調査のリクエストは拒否できないのは理解していますが今回のあなたのリクエストが今回の税務調査にどう関係があるかわからないしその説明を受けていない。また当社としてはあなたの個人的なリクエストだと困るので税務署で提出依頼或いは提出命令を作って出してもらえると提出を検討したいと思います。

で大事になりませんでした。

税務調査の展開によっては会社側と同じように税理士の頭に血が上ってはよいことはなく常に冷静に大きなトラブルがなく調査を済ませるのがよいと思われますしこの辺りに税理士本来役割があるのではないかと思います。

基本的に税務調査に来る前に税務署はすでに納税者の銀行口座のお金を動きを予め調べてから来ますからウソの説明をするとほぼバレます(笑)

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