シャープのすべったころんだ2
みなさん、こんばんは
シャープが鴻海の傘下に入ることになりましたがこの件に関する鴻海との契約の締結が延期されるそうです。以下想像を含みますが・・・
通常鴻海が出資したりシャープの借入金を肩代わりする場合はシャープの決算書とそれに関わる注記を精査します。それで鴻海が拠出する資金を計算してビジネス的に鴻海がペイするかどうか判断します。
今回の問題点は偶発債務がポイントなのではないかと思います。
偶発債務とはあまり耳にしない言葉ですが、一定の条件が発生したら債務になる可能性があるものです、例えばシャープがある会社の借入金を保証したとします。この時点ではシャープの債務ではありませんが、このある会社が借入金を返せない場合はシャープが返さなければならないのですね。こういうのを偶発債務といいます。
以下想像ですがシャープはこの偶発債務の説明がうまく鴻海にできなかったのだと思います。
このように偶発債務は債務になるかならないか現時点ではわからないけど債務になる可能性があるものです。
これの鴻海の評価が難しいでしょう。
そこで安全を期してシャープの銀行に負担を求めているのではないかと思います。
今はシャープとの交渉というよりも銀行団との交渉になっているのでしょう。
日本の支援機構は手を引いたので今は支援者は鴻海しかいないので鴻海は足下をみているようにとらえる人がいますが、鴻海は今の会長が一代で築いたわけでこういう会長はゴルゴ13のように用心深いです。
もちろん鴻海にしてもシャープを自社がかかえるAppleの生産工場として早く利用したいのだと思います。、鴻海もイライラしているのではないかと思いますがそれだけシャープに利用価値があるので席を立たないのだと思います。
これも私見ですがシャープのこの件に対する進め方はかなり稚拙なのではないかと思っています。
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