良い暴落、悪い暴落
みなさん、こんばんは
今日の東京市場はジェットコースターで急降下したような感じでした。
でも今日は悪い暴落ではありません。良い暴落(暴落にいいも悪いもありませんが(^_^;))です。
悪い暴落は経済的な基本の部分でマネーの収縮が起こり(ユーロドルが1.1とか1.15とか急激にユーロ高になり)売りが売りを呼ぶというパターンです。
今日の暴落は一時的には日経ダウは600円ほど下がりました。
では売りが売りを呼ぶ場合は出来高は増加するはずです。
今日はどうでしょうか・・・・東証一部の出来高は20億4千万株ちょっとでした。
先週の金曜日は24億株でした。
これでは売りが売りを呼ぶとはいえません。
何かの原因で株が売られたのでしょう。
それは原油安がきっかけになっていると考えます。
直近のWTI原油は36ドル割れで底が抜けたようです。半年前は60ドルしていました。
一般的な考えは原油が下がると日本のようにこれを輸入している国はコストが下がるのでウエルカムだと思うのですがどうして
原油下がる→株が売られる
のでしょうか。アメリカの信用レベルが低いものにジャンク債というのがあります。
これは石油に変わるシェルオイルというものを開発している会社が多く(ベンチャーみたいな会社が多いのかもしれません)ありますが、原油が高い時にはシェルオイルのビジネスはいいのですが原油が安くなると敢えて代替のものを使おうという意欲が低くなるのでシェルオイルのベンチャー資金的に苦しくなります。このエリアでジャングボンドの換金が停止されて
げげ・・・
ということになったのが原因でこれが昨日のニューヨーク、今日の東京の動きに繋がったのだと思います。
原油はIAEAがイランの制裁解除するという見方がありいずれにしても供給がだぶだぶにならないか材料出尽くしでショートカバーが入るかもれません。(原油が未来永劫下げ続けるということはありません)イランとアメリカはかつてのように険悪ではなく良い関係になってきていますから制裁は解除されると思っています。
ということで今回の暴落は嵐が去ってしまえば元の青空に戻るかもしれません。
これを書いている現在の日経先物の夕場は40円高の18880円で落ち着いているようですがユーロドルは1.095近辺で膠着しているようです。また恐怖の金は急騰していません。(これが急騰するとやばく株はこの間はやらないほうがいいです)
落ち着くでしょうか・・・まだ波乱が続くのでしょうか・・・・
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント