シカゴ投機筋って(^_^;)
みなさん、こんにちは
株でも為替でも値段は需給の状態できまりますがこの理論から外れるものとして投機筋の投資があります。これはヘッジファンドなどが行うもので例えば先週の木曜日にユーロドルでユーロが急騰しました。
1つの考え方として投資家は安い金利でお金を調達してそれをドルなどに換えて運用しますからユーロ安ドル高がマネーが投資というかリスクを好んでいるという状態になります。
ユーロドルは10月15日が1.1435で12月2日は1.0552というように順調にユーロ安ドル高
でした。これは株式市場にとってはウエルカムになります。この後ヨーロッパはさらに金融緩和をするということで場合によってはユーロドルは1.00(パリティーといいます)まで
いくかもという流れてになっていたのですがドラギ氏に発言に失望してユーロ高になり
1.08まで上昇しました。
これは需給の問題もありますがシカゴ投資筋が今まで空売り(ショート)を仕掛けていて
それの手仕舞い(買い戻し)も大きな力になったようです。具体的なボリュームは3月に
ユーロ安だった時は22万枚まであったそうですが直近では183000枚くらいあったようで
これが買い戻し(ショートカバー)に回ったようです。
今は株式投資の指標はいろいろありますがもっとも大切なものはユーロドルと原油、商品相場だと思っています。
では原油は下落していますが先日のOPECの会議で減産して価格維持を狙うようりは増産を決定しました。
では原油はさらに下がるのかというと必ずしもそうではありません。
株が騰がる場合には原油高、商品(特に非鉄金属の類)が高くなるということが必要ですがなぜ原油相場が下がっているのに増産をするのか・・・
ですね。ちなみにお金持ちのサウジは国債を発行したそうでこれはお金の枯渇を意味します、サウジですらそうなのですから他の国はカツカツでしょう。
これはイランがアメリカから制裁を解かれて世界の仲間入りすることが影響しているようです。イランも原油の産出国なのでOPECが減産するとその分イランのシェアーが増えることになるのでシェアー維持のために増産を決断したようです。
では原油が下がるのかというとここでもシカゴ投機筋が出てきます。
シカゴ投機筋の原油の買いの玉はほとんどなくショートのポジションが多いようでまず
このショートの手仕舞いがあり、その後原油の上昇を見越した買いが入るようで買いの圧力が少なく亡いという予想があります。これにより増産を決めても原油価格が下がらなかったのでしょう。直近は40ドルすれすれですがこれが底を割るか持ち直すか観察した
ほうがいいでしょう。
投機筋ってやっかいですね~(^_^;)
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