お前らよくこんなにボロボロにしてくれたな!
みなさん、こんにちは
個人的に我が国で裏切り企業というのがあります。
それは
Nikon
Sony
Sharp
です。何が裏切りかというと事業転換がうまくいかなったり、構造改革を怠ったりして決算発表の時に苦笑するしかない内容でその後株価が急落するか、会社の存亡の危機があり銀行に泣きを入れるか・・・
という会社達です。一番いいのは経営者が変わればいいのですがそれでも変わる気がなく賞与カットとか役員報酬の減額とかいう方法でしがみつきたいみたいです(笑)
NikonはCanonとは対照的にカメラ事業に注力しすぎてたためにカメラの重要がなくなったことから体質を変えることができなかったようです。医療部門に進出ということらしいですがどうなんでしょうか・・・デジカメの台頭でビジネスの大部分を失った富士フィルムを見習えばいいのですけどね。
ちなみにカメラのブランドの私の印象はCanon・・・・ふーーんNikonじゃないのか・・・
でした。
Sonyも事業改革に苦しんでいますがなぜか株価的には順調です。後は経営陣が順調の間に良い策を考える必要があります。
Sharpは全然シャープではありません。今のままではどうしようもありません。
きっと経営陣が全員風邪引いて休んでも会社の運営には支障ないでしょう(笑)
先日発表された平成26年12月期の数値(第三四半期ですね)をみると・・・
まず営業活動のキャッシュフローはマイナス37億円でした。
営業活動は簡単にいうと通常のビジネスをしていて得られるキャッシュフローでここが赤字だと苦しいものがあります。一般的な企業のキャッシュフローは営業活動でプラス、投資活動は設備投資などがあるのでここではマイナス、財務活動のキャッシュフローは投資活動のマイナスをサポートする借入金の増加ためにプラスになり、その後営業活動のキャッシュフローのプラスから借入金を返済するという流れになります。
ちなみに財務活動のキャッシュフローは1163億円のマイナスでした。おそらくもう新規の借入はできなくて過去に借りた借入金や社債の返済のみになるんでしょうね。
ちなみに平成26年12月末現在の社債を含む借入債務は1兆円弱です(^_^;)
その一方で現預金の残高は2500億円(笑)、売掛金が全部回収できたとしても
7000億円です。
銀行に泣きをいれるわけです。
今は決算が複雑化しており赤字=現預金不足ではないので損益計算書を見るよりも
キャッシュフロー計算書を見た方がいいです。
私がシャープの創業者だったら今の役員呼んで
お前らよく会社をこんなにボロボロにしてくれたな~
と恨み言いいますね。
こんな酷い状態でキチンと手を打てないというのは会社に経営者としている意味がないでしょう。株主はよく居座らせていると思いますね~
大株主は平成26年3月31日現在では生命保険会社と銀行が多いですがそれでも株主上位10社で22%しかないので経営陣は安泰ではないでしょう。
平成26年3月期の数値ですが一年間で取締役14人に2億3千2百万円給料を支払っています。別に役員報酬2割かっとしても大した金額にはならないし賞与は0は業績考えたら当たり前です。しかも役員はそれほど多くこの会社の株を持っているわけではないので会社がダメになったら自分もダメになるという状態ではありません。いわゆるサラリーマン役員です。サラリーマン役員が悪いというわけではありませんが会社が危機的な状況に陥った時に弱いのですね。
結果をみるとそんな価値がないと思うし役員の数は多いですね(^_^;)
いずれにしても役員は早く全部変わってください
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