CDSにご用心
みなさん、こんにちは
安倍内閣は消費税の増税を延期しました。プライマリーバランス論者の中にはこれで世界的に信用をなくして日本の国債は暴落するという人もいれば日本の国債はほとんどは日本で買われているのでそんなことはないという人もいます。
感覚的にはどちらも理解できますが実はこういう信用度を冷徹に描き出すものがあります。それはCDSといわれるものです。Credit Defalut Swapの略がCDSになります。
簡単にいうと国債の保証料を決める市場価値のようなものです。
例えば財政がダメダメな国は破綻する可能性が高いのでCDSは高くなり財政がちゃんとしている国は破綻する可能性が低いのでCDSは低くなります。
日本はどうなんでしょうか?
9月前半までは低く0.3%でしたが9月後半から段々と上昇して先週金曜日で0.6%を若干割れるくらいです。9月前半は消費税の増税見送りとか財政に関する話題が出ていなかったのではないかと思いますがやはり増税延期の影響はあるようです。
一般的にCDSは4%を超えるとまずいという指摘がありmさうがこのレベルでは上昇しているとはいってもまだまだ大丈夫だと思っています。
ちなみに他の国の直近のCDSは
アメリカ0.15%
ロシア2.9% (3%を少し超えている時もありました)
中国0.8%
韓国0.5%
ギリシャ0.8%弱
イタリア1.36%
です。
健全のお手本のドイツは0.2%
でした。
ロシアが一時期ウクライナ侵攻で経済制裁の対象になりましたがその時のCDSはそれほど大きく上がっていませんでした。(3%以下だったと思います)
中国も経済危機とかバブル崩壊とかいわれていますがCDSはまだまだ1%もいっていません。あっというまに崩壊するということはないみたいです。
この時はロシア経済破綻か?とかもいっていた人がいましたがマーケットはあまりウクライナ侵攻は重大に考えていなかったようです。
色々な言い方はありますがマーケットはどのように評価しているか確認することが大切でしょうね。
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