濡れ衣(^_^;)
みなさん、こんにちは。
これはある税理士のお話です。この税理士をAとしましょう。
Aが関与している会社の税務調査がありました。税務調査というと税務署が税金をごまかしているのではないかという疑いで調査に来ると思われがちですがそれ以外にも定期的に調査に来るということがあるので必ずしも疑いがあるというわけではありませんが、実はこの会社は脱税をしていました(笑)
脱税のやり方はいろいろありますが素人が簡単に思いつくのは
売上を減らす
給与を水増しする
です(^_^;)(良い子はやってはいけません)
売上を減らすのは比較的簡単に見つかりますが、給与の水増しはなかなか見つからないと素人は思うようですがこれも税務署がその気になれば簡単に見つけることができます。
税務調査がこの部分をチェックしなければ別ですが、ここを税務署がチェックすればこういうことをやると間違いなく発見されます。
この会社は給与の水増しをやっていました。
しばらくしてこの税理士Aが税務署に呼び出されました。
税務署
先生、●●●●という名前の人をご存じですか?
A
はい、それは私のいとこですが・・・
税務署
実はこの●●●●は実際に従業員として働いていないのですが彼に給料を払った
ことにしていたんですよ
A
ええ!何ですって!
以前この税理士Aのいとこがアルバイトの面接に来た時に提出した履歴書を使って従業員登録をして給与を払ったことにしていたようです。
そこで税務署は税理士Aもこの脱税に協力したと思っていたようです。
この例は会社が一番愚かな対応の例で税理士は当局の税務調査の時には調査の対象になった会社が不当な取り扱いを受けないようにいわば裁判の時の弁護士のような役割をします。そこで税理士を裏切るような行為をしたので会社と税理士の信頼関係はなりなりました。
税務署は権力があるので銀行にいって口座の中身を洗いざらいチェックすることができますし売上先や仕入先に出向いて取引を確認することができます。
このAのいとこを使った架空給与でも書類上はそのいとこの口座番号にお金を振り込んだことにしますが、税務署がその口座を調べたらその口座はいとこではなく社長の口座だったんですね(笑)
世の中には色々な人がいますがこういう頼りにしなければいけない税理士を脱税のために裏切るということもあるんですね。ちょっと驚きました(^_^;)
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