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2014.02.16

リースにご用心

みなさん、こんばんは
リースってありますよね。例えばコピーをリースするとかですね。
機器や固定資産を一気に買うと大きなお金が出るしかといって銀行からお金を借りると手続きが面倒なのでリースをついつい使ってしまいます。

リースはある意味手軽ですが使い方を間違えるととんでもないことになります。

例えばコピー機を毎月3万円で5年リースした・・・とします。
これが10台あったとすると・・・・・

3万円×12ヶ月×5年×10台=1800万円

1800万円の借金をしたことと同じになります。

最近は会計が変わったのでリース料総額300万円以上のものは払った時にリース料で費用化するのではなく固定資産と借入金に計上することになったのですが中小企業だと依然としてリース料のままの会計処理をやっているところが多いのではないでしょうか。

さっきの例だと実質1800万円の借金があるにも拘わらず払った時にリース料ということで費用処理しているので1800万円という借金は決算書のどこをみても出てきません。

なぜ借金と同じといえるかというと、リースは途中で止めたとはいえないのですね。

これを解約不能といいます。上記の例だと毎月3万円を5年間支払居続けなければならずに途中でいらないから止めたとかお金がなから止めたとかいうことはできません。

ではどうしても止めたい場合はですね・・・・・残ったリース料を全部払わなくてはなりません。上記の例で例えば一年経ったところで止める場合は残りが4年ですから

3万円×12ヶ月×4年×10台=1440万円

になるので1440万円を一発でリース会社に払えば解約できます。

ほら・・・・・借入金と同じでしょう。

まだコピー機なんだかといいのですが製造業が機械などをリースしている場合は倒産一直線ですね~

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