大人だったらよく考えたほうがいいですね
みなさん、こんにちは。
私は30歳代半ばの時にヘッドハンティングからスカウトされました。スカウト先は投資銀行で監査部部長でした。年収は1300万円でした。当時の私の環境から考えると年収1300万円は決して悪い金額ではありませんでした。
でも私は行きませんでした。何の迷いもなく即お断りしました。
その理由は・・・・・
勤め人にはなるつもりはなく最終的には独立志向があったこと
高い給料を出す理由がなんとなくわかっていたこと
です。
投資銀行は大きな投資をするので内部統制組織の確立運用は必須です。
確立はグループのマニュアルがあるので問題はないでしょうがその運用は大切な
分野です。
この会社が高い給与を出す理由は明確で、私に内部統制組織の確立、運用を確実にやってもらい、それができたらもっと安い給料の人でメンテナンスすれば良いのですね。
基本的にこれを完成した時点で私は用無しになります。(^_^;)
いくら1300万円もらっても2~3年でクビになるでしょう。
ネットニュースを読んでいたら、日本の半導体ビジネスを見切ってサムソンのような韓国企業に移りそれで不要になり再び日本に戻ってくる技術者が多いということが出ていました。
サムソンは酷い!
という意見もあると思いますが私はそれは当然だと思っています。
企業が高い給与を払ってまで来て欲しい理由はノウハウ料だと思えば高くはありません。
彼等から吸収したノウハウを使って収益に貢献できれば安いものです。
彼等はそれ以上のものを持っていなければ会社にとって雇い続ける理由はありません。
例えば技術とマネジメント能力の両方があるのであれば技術情報を得た時点でマネジメントとして使うという選択肢はあったのだと思います。
ということで若く経験がなければやむを得ないでしょうが少なくとも30代以上になったらそのくらいの背景は考えることができないと苦労しますね~(^_^;)
え・・・・・私が行かなかった投資銀行は今はどうなったって・・・・・?
リーマンショックをモロに受け今はそんな法人は存在していません(笑)
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