ビジネスを知らないと・・・・(笑)
みなさん、こんにちは
少し前ですが、B社から営業権の測定のチェックの依頼がありました。
B社はA社(倒産)からA社の事業を譲り受けることになっていたのですがA社提示の譲り渡し価格が高いのでこの根拠を確認して欲しいということでした、
A社の譲り渡し価格はA社サイドの会計士が作成したものでした。
まあ、会計士が作ったというとそれなりの権威を感じないこともありませんが、会計士は会計や税務は詳しくとも意外とビジネスそのものを知らないことがあります。
その価格の計算表は計算の仮定が明確に記載してあったので確認しやすかったです、
つまるところ、このビジネスをやったら将来どのくらいお金が入ってくるのかということが
価格のベースになります。
この表を見ると倒産した翌年には、倒産前の売上の90%は達成できることになっていました、倒産したということは販売先や仕入先との従来の関係がズタズタになり一から構築する必要があるので倒産した翌年に倒産前の売上の90%ということはありえませんし、そのくらい達成できるのであれば倒産などしないでしょう(笑)
結局これが一番の大きなポイントとなりA社提示の譲り渡し価格は大幅に訂正になりました。
将来の状況を予測するのは一定の条件なり仮定なりを設定する必要がありますが、それをわかりやすくまとめたのはさすがだと思いますがビジネスを知らないというのは致命的でした。
という私もそれほどビジネスに詳しいわけではありませんが・・・・(^_^;)
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