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2009.01.12

利益とキャッシュ

みなさん、こんにちは。
企業の決算書を見ると当期利益という言葉がよく出てきます。

例えばA社では

今年は儲かったな~
利益が10億円になったよ~

という会話があったとします。確かに儲かったと思いますがではこれに見合うキャッシュ
が10億円増えたのかというそうではありません。利益の元になる売上ではまだ入金され
ていないものもあります。例えばA社が3月末が決算日だとして3月31日に売上が8億円
計上されたとします。

この場合

売上=入金

ではなく

売上=物件の引渡

となります。入金は3ヶ月後だとすると売上の計上と入金のタイミングが同じではありま
せん。上場するような会社では売上=入金というのはあり得ず大体が上のような感じで
す。

去年起こった建設・不動産関係の倒産した会社で平成20年3月期の利益が過去最高
にもかかわらずその数ヶ月後に倒産した会社が何社かありました。

不思議な話なのですが、売上が全て入金されるとは限らないというなのでしょう。

例えばさきほどの8億円の売上先が3ヶ月後の6月にお金を払ってくれれば問題ないの
ですがこの売上先の資金的に問題がありすぐには払えない・・・ということになるとA社も
お金が入らなくなり給与や資材代金の支払いに支障をきたすことになります。

平成20年3月期に最高益を計上したにもかかわらず・・・・

今の会計では利益が必ずもキャッシュに裏付けられているという保証がないので利用者
泣かせの決算書といえるかもしれませんし、一つの決算書で全ての情報を得ようとする
のは無理があります。

そこで上場企業にはキャッシュ・フロー計算書の作成も義務づけられています。

これは企業のキャッシュがどのように変化したのかを示す表で、

営業活動
投資活動
財務活動

に区分してキャッシュの流れがわかるようになっています。

一番マズイパターンは

利益が出ていても営業活動のキャッシュフローが大きくマイナスで
投資活動で大きな投資をしたためにこれも大きなマイナスで、これらのマイナスを補う
ために財務活動で借入金がメチャクチャ増えてキャッシュがプラスになっている・・・

です。

営業と投資のキャッシュフローが大きくマイナスでそれを借入金で補えない状況だと
即倒産の可能性が高いです。

先日大量の内定取り消しを出した某企業のキャッシュの流れはこのパターンでした。
今後の動向に注目しています(^_^;)


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